ピッコマで独占配信中のマンガ「ラスボスの私が主人公の妻になりました」(原作:Winterleaf先生、作画:Jeokbal 先生、文:Furik 先生)9話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
孤独と寂しさの中、理由も分からず生きるシグレン。
武器も与えられず戦場で拾った物を使い、しまいには味方の裏切りでモンスターの群れに落とされ意識を失います。
どうせ死ぬなら誰かの救いになりたかった・・
しかし彼は目を覚まし、気づくと傍には女の子が眠っていたのでした。
→→ 前話「ラスボスの私が主人公の妻になりました」8話ネタバレはこちら
→→ 「ラスボスの私が主人公の妻になりました」ネタバレ全話(更新中)はこちら
ラスボスの私が主人公の妻になりました
9話のネタバレ
フィオナがシグレンに抱く気持ち
言いそびれたことがあったと扉の前に戻ってきたフィオナ。
しかしまだ診察中のようで、包帯を変えるだけなのに随分と時間がかかるのねと退屈そうに扉の横に座るのでした。
そしてフィオナは、私なりに仕事も頑張っているのに、どうしてシグレンは私を嫌いなんだろうと考えこみます。
彼の少年時代の性格については考えたことが無いため、いまいち掴めていないというのが正直なところ。
というより、小説はそもそもヒロインであるユニス目線で書かれており、物語においてシグレンの役割はかなりシンプルなものでした。
イケメンで献身的で優しく、ユニスにのみ愛を捧げる完璧な恋人。
そして、どんな時であろうと自分の味方でいてくれる存在。
そんなシグレンしか知らないため、フィオナは少々扱いにくさを感じていました。
(自分の腹黒さが良く無いのかな・・)
フィオナがシグレンに抱いているのは、申し訳なさと愛情と未来への期待。
しかし、シグレンには奇妙な親切心に見えているようで警戒している様子。
下手に近づいて嫌われるのも、未来のために困るし・・・
すると扉がガチャリと開いて、フィオナに気づいた医師が声をかけます。
シグレンの古傷を見たフィオナは
終わりましたかと尋ねられ、とりあえず・・と答える医師。
何か問題があるのかとフィオナが聞くと、ケガ自体は順調に回復していますが、傷が治ったところでまたギルドに戻していいのかと表情を曇らせます。
医師は口籠もりながらも、本人は黙っていますが体中に古い傷跡があると言います。
(そんな・・!!そこまでなの!?)
それを聞いた途端、フィオナはシグレンの名前を叫び、大急ぎで彼の元に駆け寄ります。
(私はなんてことをしたんだろう)
当然こっちの事情など知る由もなく、至って冷静に何だ?と尋ねるシグレン。
急接近するフィオナに驚き、服の中を見せてほしいと押し倒されると訳が分からず抵抗します。
失礼しまーす!そう言ってフィオナは一心不乱にシグレンの服をめくると、肌の不自然な凹凸に気がつき、そっとそこに触れてみます。
(もしかして・・・!)
肌を確認すると、想像以上に傷だらけでギルドで一体何があったのかと愕然とします。
やめろよっ!!!!
シグレンは大声で言うと、思わずフィオナを突き飛ばしてしまいます。
ドサリと尻もちをつく姿にハッとし、同時にあの程度の力でこんな事になるなんてと軽すぎだろ!と口にするものの、顔をあげたフィオナはこちらを見てポロポロと涙をこぼしています。
・・・っ!!!
今度はシグレンがフィオナに駆け寄り、どこか打ったのか痛みがあるのかと聞き、さっきの医者を呼んでくるから待っていろと言います。
しかし、フィオナは立ち上がったシグレンの服の裾をギュッと掴み、大丈夫だと言いました。
悪意ある傷跡。罪悪感と償い
どこも痛くない、ただ・・
フィオナが見たシグレンの古傷は、切り傷から火傷、あざと様々で単純なケガではなく、一方的だったり故意に傷付けられたもの。悪意が感じられたのでした。
泣きながら誰がやったのかと尋ねるフィオナ。
するとシグレンがグッと唇を噛み締め、医者に聞いたのかと確認します。
だから服を脱がせて確認したのか、と。
うんと答えるフィオナに、泣いているのもこれのせいかと尋ね、だから知られたくなかったのだと言うのでした。
自分から見ると言っておきながら泣くなんて。ほんとに身勝手だなあ
するとフィオナはシグレンの胸に飛び込み、首に手を回してガバリと抱きつくのでした。
(消毒の匂い・・・)
それすら罪悪感でいっぱいになる・・
こんなにも長い間、彼が酷い目に遭って来たのは私のせい。
設定表に簡単に記載されたシグレンの生い立ちに比べ、実際にその文字が現実となった時、そのギャップは想像を遥かに超え過ぎている。
しがみつき、再び誰にやられたのかと聞くフィオナに、大丈夫だからもういいと答えるシグレン。
傭兵は手荒な奴ばかりだし、年も力も下の俺がターゲットになっただけの事だと言うのでした。
そんな風に言わないでほしい。
フィオナの言葉にシグレンは、それは同情なのかと聞きます。
首を横に振り「罪悪感」と心の中で答えるフィオナ。
実はこれまで、戦場での容赦ない光景を見たのにも関わらず、シグレンの存在にもこの世界に対してもまるで実感のなかったフィオナ。
どことなく他人事のような遠い世界での出来事に感じていたのです。
もしかすると、逃避していたと言うのが一番正確な答えかもしれないけれど。
でも。
今回シグレンの傷を見て、彼への暴力の責任は少なからず私にもあるとフィオナは思ったのでした。
なのに、親しくなれないと愚痴愚痴言っていた自分が情けない
これからは、シグレンが私をどう思っていようと常に味方でいよう。
それが私の償いだから。
フィオナはシグレンの手を、自分の両手で包み込み、しっかりと握りしめるのでした。
ラスボスの私が主人公の妻になりました 9話の感想
フィオナが許可も取らず一方的にシグレンの服をめくろうとしていたシーンにとても驚きました。
でも、もしかすると結果はそれでよかったのかもしれませんね。
これまで長いことシグレンが酷い仕打ちに遭い、無数の傷を背負って来ました。
その分、今度はフィオナが実際にそれらを感じる番の様に思えました。
決意をしたフィオナを見守っていきたいと思います!
まとめ
今回の記事では、ラスボスの私が主人公の妻になりました9話ネタバレ(ピッコマ)と感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
→→ 次話、「ラスボスの私が主人公の妻になりました」10話ネタバレはこちら
→→ 「ラスボスの私が主人公の妻になりました」ネタバレ全話(更新中)はこちら