ピッコマで独占配信中のマンガ「悪女を殺して」(原作 Your April先生、漫画 Haegi先生)34話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
自分がこの世界に来ることになった訳を知るエリス。
なぜ私なのかと涙を流し、鏡を池に投げ捨てます。
話を盗み聞きしたフィブリスに私を殺してと言いますが、同情はお断りだと気絶させます。
エリスが気になると言うアナキン。
貴女を知れなくなるのではと思うと怖くなったと告白します
→→ 前話、「悪女を殺して」ネタバレ33話はこちら
悪女を殺して 34話のネタバレ
エリスはアナキンに自分の話をしー
エリスの前に片膝をつき、貴女を知ることが出来なくなるのではと、怖くなったと言うアナキン。
そしてこの男性は
レディ・ミジェリアンを愛する様になる
沈黙の中、じっと見つめ合う2人。
エリスは思います。
他の登場人物たちの様にあなたの心も読めたらよかったのに…と。
エリスはこっちに来てと言うとスッとアナキンの肩に手を置き、もう歩くもの嫌になったと呟くと、私を抱き抱えてと言うのでした。
アナキンの首に手を回し、お姫様抱っこをされたエリスはその胸に自分の頬をくっつけ目を閉じます。
ドクンドクンと耳から全身に伝わる鼓動
まだ愛を言葉にしない心臓の音に目を開け
愛の始まりにある優しさが伝わってくると
その心地良さと響きに再び目を閉じます
馬車に乗ると、エリスはこの世界に来る前の自分の話をしました。
身分制度はなく宗教の自由が保障され、魔導工学ではなく化学技術があったこと。
身分がないならどうやってそれを分けるのかをアナキンが尋ねると、ここと同様でお金だと答え、富を持つものが権力を握っていると言いました。
そして私は今と違い、貧乏で平凡だったの
家族のことを尋ねられ、両親と弟がいたものの弟びいきが息苦しく感じ家が嫌いだったこと、愛されずに自己嫌悪に陥っていたことを話すエリス。
苦労した分早い時期から大人びていたけれど、褒められたかったのかもしれないわね。
そうする程に自分の義務になってしまった・・
エリスはそこまで言うとアナキンに、この世に差別をされて良い子供はいないと言いました。
そして自分は両親を許せないけれど、それでも会いたくなる時があると分かったと話します。
自分の無くしたものを取り戻し、再び彼らに会えたらどうして私にそう接したのか訳を知りたいと言うのでした。
エリスがどんな人生を送って来たのか、そしてどの様な人生を送りたいのかが気になると言っていたアナキンは、穏やかな表情でじっとそれを聞いていました。
宿屋にて
馬車は宿屋に到着します。
宿の男性は2人を見るなり新婚さんですかと感じ良く尋ね、一番良い部屋を準備します!と言いました。
あっけに取られたエリスがそれを否定すると、アナキンもその部屋はこの方にと言い、私はどんな部屋でも構わないと伝えるのでした。
部屋で入浴を済ませるエリス。そこにお店で働く少女がやってきて、お風呂のお湯を流しても良いかと確認します。
エリスはそれを承諾し、ついでにこの辺りで何か催し物など見て回れる所がないか尋ねました。
少女は湖がとても美しいと有名で船の準備が出来ることや、最近は夜市が開催され夜景が綺麗ですと答えました。
夜市ね・・エリスは髪を拭きながらふと考えるのでした。
フィブリスの過去
その頃、フィブリスはようやく意識を取り戻し、メテウスの部屋に寝かされていました。
何があったのかと聞かれ、ぼんやりとそれを思い出します。
私を告発したいのなら、望むところだわと言い放ったエリス。
どうして僕が傍にいて欲しいと願う女性は皆、去って行くのか・・・
彼女のやりとりを思い出すと俯き、暗い影を落とすフィブリス。
そして自分の母親を思い出します。
若くしてその将来を期待された踊り子だった母。
しかし、苦難の中自分を産んだ代償に、持っていた全てを失ってしまったのです。
小さなフィブリスに、お前が生まれてこなければ私の人生はこんな風にならなかったと罵声を浴びせ、父親のことを聞けば物を投げ、2度と聞くなと怒鳴る母。
挙句の果て、面と向かってお前が私の人生をめちゃくちゃにした、毎日死にたくなると叫ばれた日には、フィブリスはただうずくまって震えるしかありませんでした。
幼いフィブリスは見開いた目から涙をこぼしながら、全ては自分のせいであり、生まれて来てはいけなかったのだと思ったのです。
それでもー
悪夢を見れば眠る母の元に行き、そっと頬に触れて体温を確かめるのでした。
彼女が自分を置き去りに逝ってしまったのでは・・と、不安でいっぱいだったから
ある日、フィブリスは神官になることを決意しメテウスに話をします。
信徒の中でも真面目で嘘偽りのないフィブリスの申し出をメテウスは受け入れました。
フィブリスは母の負担を軽くしたかったのです。
そうして母から離れる決心をし、彼女の元に向かうと・・・
なんと彼女はフィブリスが家を出る前日に、自らの命を絶ってしまっていたのでした。
あの時彼女の傍にいて、話が出来ていたら
何かが変わっていたのだろうかー
フィブリスは花々に埋め尽くされた棺に眠る母の手にキスをすると、ボロボロと大粒の涙をこぼしました。
エリスに初めて会ったあの日ー
大丈夫ですかと彼女を支え、貴女がこちらを振り向いた瞬間
僕の母親が思い浮かんだと言ったら、貴女はそれを信じるだろうか?
悪女を殺して 34話の感想
フィブリスのことはあまり好きではありませんでしたが、今回のお話を読んでなんだか同情してしまいました。
個人的にフィブリスはエリスを多少なり嫌悪しているのではないかと思っていたのですが、彼の心の中は全く違いました。
フィブリス、元々のエリス、アナキンには、自分の親に愛されなかった・・愛されたかったと言う共通点がある様ですね。
・・なんとも切ない。全員抱きしめてあげたいと思ってしまいました(涙)
いよいよ物語が次のフェーズに入っていく感じですね。
続きを読んでいきたいと思います。
まとめ
今回の記事では、悪女を殺してネタバレ34話(ピッコマ)あらすじと感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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