ピッコマで独占配信中のマンガ「毒より強い花」(原作 穆丹楓先生、漫画 HANTAI先生)50話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
寒山月の絵の景色は九峰?更に九尊の幻想まで見え・・
完成した絵を貰い、内心幾らになるかと大喜びの雪陌。
寒山月は2人の運勢だと意味深な言葉を告げ、雪陌には生まれも今後千年も孤独だと言います。
皇女が大変だと聞き季云凰が帰ると、あの男が好きなのかと聞かれー
→→ 前話、「毒より強い花」ネタバレ49話はこちら
毒より強い花 50話のネタバレ
お前たちは運命の相手ではない。
寒山月は雪陌に言いました。
それを気に留める様子もなく、雪陌はこの子のことも好きですよと言って提燈にキスをします。
提燈は心をときめかせ、まさかご主人様にキスをされるなんて・・!と頬をピンク色に染めるのでした。
しかし・・
(何か突き刺さる様な視線が・・・)
思わずビクリとし、提燈がそちらを振り返ると静かながらもビリビリとしたオーラをまとった寒山月が口を開きました。
お前の「好き」という感情はこういったものなのか!その者たちとはこうして触れ合うのと言うのか!
冷や汗たらたらの提燈に微笑みながら雪陌は、好きであれば触れ合うのは当然ですしこの子はとても可愛いじゃないですかと答えました。
すると寒山月は、生まれながら孤独な定めのお前は、決して他人と親しくなってはいけない。なぜならお前と関わった者たちによくないことが起こるからだと言いました。
その時、真っ先に雪陌が思い浮かべたのはあの二号の姿でした。
寒山月と目も合わせることもなく、雪陌は、それは事実なのかもしれない…とぼんやりと思うのでした。
するとすかさず提燈が、ご主人様には私がいます!私は人ではないのでずっと一緒にいられますよ?ご主人様さえよろしければ一生おそばにいます!と言います。
駄目だ。
寒山月は人でなくでも、雪陌の好きなものが何者であろうと決して近くに置いてはならないとキッパリと言い切るのでした。
さらに、お前のせいで相手の気が悪い方向に変わる・・とまで言うと、寒山月のそばにいた弟子たちは、普段は他人に関わらない寒山月がここまで首を突っ込むとは一体どうしたことかとただただ不思議に感じるのでした。
(まるで不吉な人間扱いね)
雪陌は、こちらの世界での自分の実力はだいぶ下だとはいえ、転生前自分のせいで同僚達を傷つけたことは一度としてなかったと思いました。
どうしてここまで腹立たしいこと言われなければならないのか。まさか何か私に恨みでもあるのかと無言で自問自答を繰り返します。
そして今に見ていなさい!私が必ず世の中を平和にしてみせる!と拳をぎゅっと握って決意したのです。
雪陌はツカツカと無言で寒山月に歩み寄ったかと思うと、急に飛びつきギュッと抱き寄せ、そのおでこにキスをするのでした。
私が接触すると周りが不幸になるならば、あなたにも私の悪い気が移るってこと?
そう考えての行動でした。
まさかの状況を目の当たりにした寒山月の弟子たちは、俗世に染まらない大師様が無理やり女人に口付けされた!大事件だ!!と顔を真っ青にして叫びました。
ただそれは提燈も同じで、青い毛並みをさらに青くして 、ご主人様!それではあまりに命知らずで無鉄砲ではないですか!!と叫ぶのでした。
寒山月の額に口付けた途端、雪陌はその香りに懐かしさを感じます。
しかしその瞬間、無礼者!!と薙ぎ払われ、雪陌の体は建物の壁を突き破り、路上へと落下していくのでした。
通行人たちが驚く中、軽い身のこなしで無事に着地し、随分と手癖が悪いわねとつぶやく雪陌。
慌てて駆け寄る提燈が手から血が出ていると心配しますが、大したことはないと言って宥めるのでした。
望鶴楼(ぼうかくろう:先程の茶屋)では
私と知らずに抱きついて口づけたのか!?何て軽薄な!それとも男好きなのか?
寒山月はこの上なく不機嫌な様子でした。
いくら才能や知恵があっても、考えなしに行動するところが残念だと呟くと、そのメラメラとしたオーラに弟子たちはブルブルと震えるしかありませんでした。
弟子の一人は、近衛を持つ資格はあの女人にはないと言いますが、ならばお前にその資格があるのかと鋭く突っ込まれ、火に油を注いでしまったと慌てて口をつぐむのでした。
それから数ヶ月後ー
雪陌は提燈と検貞獣のトム、老鐘と自宅でお茶を飲んでいました。
寒山月の一言のせいで、町中の人々に雪陌は孤独な星だという噂が広まり、雪陌の家の使用人も数人辞め、高い月給にも関わらず誰一人として募集も来ませんでした。
せっかくお嬢様が苦労をしてこの家を回復させたのに・・と老鐘は心を痛めますが、去る者があれば来る物もいると雪陌は言いました。
それを聞いた老鐘は、その通りです!と急に元気になり、きっと賢い方が現れお嬢様と婚姻する日が来るはずです!と声高らかに言います。
ポカンとする3人。
雪陌はそっちの心配!?と内心突っ込みますが、それは先の話よ!と老鐘に言うと、少ししたら天書山に向かうので馬車を手配してと言うのでした。
最近は季云凰の訪問もなく、季云昊も相変わらず城に戻れておらず、雪陌は退屈をしていました。
そのせいもあり、人領域四段階までを突破することになりましたが、やはり天書山に行くと時折二号のことをぼんやりと思い出します。
反面、あの日から時も経ち、段々と記憶が薄れていくのも事実。
どのように麒麟を手に入れたのかさえも分からなくなって来ました。
すると提燈は雪陌に、ご主人様が私を洞窟で助け契約したのです!と詳細まで教えます。
そこまであなたが覚えてくれているのなら安心ね!と修練に集中しようと決めるのでした。
雪陌は再び、天冰草(てんひょうそう)を採りに向かいました。
提燈と天書山に足を踏み入れると、私を助けるために二号は・・そんな思いが蘇ります。
すると、ドンドンと音がし人の気配を感じます。
雪陌はそちらに行ってみましょう!と提燈にまたがります。
走っていくと、蛇と戦う人の姿があり、思わず息を飲む雪陌。
!!!
二号!?
毒より強い花 50話の感想
寒山月はやはり九尊ですね!
雪陌の「好き」は多くの人に向けてのカジュアルなものであり、挨拶の様にキスをすることも考えられない様子。
と言うより、雪陌が自分の他にも軽々しくそうするのかとショックを受けていました。
さらに九尊が帝尊であるならば、あれほど潔癖症だったのにハンカチなしでも触れることの出来る存在となった雪陌。
孤独の星と言うのもあったとしても、他の人を雪陌に近づかせたくない気持ちもあるのではないかと思いました。
そして・・二号!!??目の前にいる人物はかれなのでしょうか!?
まとめ
今回の記事では、毒より強い花ネタバレ50話(ピッコマ)あらすじと感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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