ピッコマで独占配信中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」(原作 JAEUNHYANG先生、絵 KIMPEUL先生、文 CHOVA先生)28話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
父からの手紙。
カリナを最後まで信じず、世間体を気にし、家門に泥を塗るなと書いてあります。
予想通りだと暖炉に捨てるカリナ。
その時体に異変を感じ、ヘルタの所の元へ。
ミリアンは彼に手を出した騎士を咎め、カリナがヘルタを宥めます。
ミリアンはカリナの耳元である事を呟きー
余命わずかの脇役令嬢 28話のネタバレ込みあらすじ
家族との別れを決意するカリナ
ミリアンの部下が約束を破ってちょっかいを出したことにより、暴れ出したヘルタ。
カリナの呼びかけによりヘルタは落ち着き、ミリアンは使用人に屋敷の修繕指示を出します。
そしてふとカリナの部屋の窓を見上げ、彼女のことを気にしていました。
一方、カリナは机に向かい、手紙をしたためています。
(今が決着の時)
北部に来て、多くの人の優しさに触れて分かったこと・・
それは、自分の才能を他人と比較する必要はないと言うこと。
私には、自分の絵が1番だと言ってくれる人がいる。
そして、弱さや痛みを隠さず、ありのままの自分で良いと言うこと。
私には、辛い時に正直に気持ちを打ち明けることのできる人たちがいる。
なぜならば、私は愛されるべき存在だからー
手紙を書き終えたカリナの元に、ミリアンがやってきました。
屋敷の状況について尋ねると、大分片付けも進んでいると言い、ミリアンは返事を書いていたのかと尋ねました。
お別れの挨拶をしたいと思っている。
きっと彼らは私にガッカリするでしょう..
カリナが伝えるとミリアンは彼女の手の上に自分の手を重ね、させておけとキッパリ言い放つのでした。
ミリアンが案内した先には
カリナが顔を上げると、ミリアンは彼女を見つめてハッキリと言います。
親の意志やよって子はこの世に生まれる。
しかし子は親を選べない。
だからこそ親には責任があるのだが、衣食住の面倒を見るだけではそれを果たしたとは言えない。
だから、不満や自分の思ったことや感情を出していい。
それでそなたを責める者が現れたなら、私が味方になろう。
カリナの心に寄り添い、キッパリ言い切るダミアン。
カリナは心からの笑顔を見せて、彼にありがとうと伝えるのでした。
少し顔を赤くしたダミアンはカリナに少々付き合って欲しいと言います。
そして彼が案内した場所はー
カリナのために準備を進めていたアトリエでした。
一歩部屋に足を踏み入れるなり、感嘆の声を漏らすカリナ。
さっきまでとは裏腹にミリアンは照れて顔を逸らしながら、そなたのためのアトリエだと言います。
南部に比べたら足りないものもあるかもしれないが、出来る限り最善を尽くした
そしてこれはプレゼントだから、負担に思わないで欲しいと付け加えるのでした。
胸の痛み
実家の伯爵家では、アトリエどころか屋敷の隅の薄暗い部屋しか与えられなかったカリナ。
絵を描くにも不自由な環境だった。
しかし今目の前には、夢に描いていたようなアトリエが・・それも私のために、と。
この上なく嬉しい!
・・はずなのに、どうしてなのかカリナは胸が痛いと感じるのでした。
気に入ったかと聞くミリアンに、後ろを向いたまま程々にしましょうと言ったのに・・と呟くカリナ。
これはただの贈り物だとミリアンは言いますが、カリナは自分は何もあげられていないと少し悲しげな顔をします。
そんなことは・・・
言葉につまるミリアンですが、咄嗟にヘルタを宥めてくれたお礼だと言います。
そのお礼は既に決まっているはずです。
カリナは言うと、しかもヘルタは物を壊したり人に怪我をさせてしまったと続けました。
こうなるとさすがのミリアンも何も言い返せなくなり、明後日の方向を向いてしまいます。
すると、それを咎められないだけでもありがたいのに、とふふっと笑うカリナ。
そして改めて、これからは材料の心配もなく素敵なアトリエで絵が描けますとお礼を言うと、あと半年で去るのがもったいないですと付け加えるのでした。
あと半年
ダミアンは、カリナさえ良ければ半年経った後もここで過ごしたら良いと言います。
伯爵家に戻るとしても、いつでも自由に使うといい
しかしカリナは1年の約束だったこと、そしてミリアンに新しい人が出来るのにそれは出来ないと言うのでした。
新しい人ー?
ミリアンには何のことか分かりません。
しかし、もしそうであってもいつでも・・そう言いかけると、カリナは笑顔で振り返り、お礼を言って話を切り上げてしまいます。
ダミアンは部屋を出ると、後半年なのかと呟くのでした。
その後は本当にここを出ていくつもりなのか・・
元々は婚約破棄を条件に、ここで1年滞在することになったカリナ。
しかも婚約自体が親に無理やり決められた契約となれば、半年で出ていくと言うのも彼女にとっては当然の考え方なのかもしれない・・
討伐前に、自分は何をしているのだと考えるミリアン。
いや、それ以前にどうしたカリナのことばかり考えてしまうのだろう・・
ミリアンは自分がわからなくなり、深くため息をつくのでした。
余命わずかの脇役令嬢 28話の感想
北部に来て、ありのままの私で良いと自分を認めることができたカリナ。
そしてそれを気づかせ、温かさを与えてくれた存在こそが本当に大切なのだと深く感じているようですね。
限りある人生の中であえて家族との訣別を決意したのも、彼女にとってとても意義のあることだと思いました。
新しい人の存在に遠慮する。
気づけばカリナのことばかり考える。
お互いにそろそろ本当の自分の気持ちに気がついて欲しいですね(笑)
もう、いつだって愛し合っていい!勝手に思いつつ、手を取り合ってゆっくり進んでいく2人を応援する私です。
でも・・カリナの言う、本人すら分かっていないダミアンの新しい人って、何のことなんでしょうね?
まとめ
今回の記事では、余命わずかの脇役令嬢・ネタバレ28話と感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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