ピッコマで独占配信中のマンガ「リリエンの処世術」(原作 Na Yoohye先生、漫画 Na gyeom先生)33話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
ダミアンのキスを受け、強力な魔力が流れ込んでくるのを感じるリリエン。
彼は涙を流してこちらを見つめていました。
一方、セドリックは人生の暗闇から自分を救ってくれたのはリリエンだと強く感じています。
結婚を早めることに関し、領主・家長として正しい決断をと迫られ・・
リリエンの処世術 33話のネタバレ
婚前契約書を確認するリリエン
結婚式まであと一週間
ただでさえ皆準備で大変でしょうから、負担をかけたくはないと言うリリエン。
もちろん殿下のご理解が得られればのお話ですがと付け足すと、ダミアンはあなたの望むようにして構わないと言います。
思いやりのある言葉と愛情に満ちた眼差しに、側に控えるアレンは自分の知るダミアンとのギャップに愕然とします。
そこに、以前2人で話し合った婚前契約書をまとめてみたと言うダミアン。
加筆修正があればお好きなようにとそれを手渡すと、リリエンは早速内容を確認します。
5項目のうち3項目はお金のこと。
主に婚姻関係が維持された場合にリリエンに金銭が支払われ、結婚から3年経てばエクセルシアの徴税権も与えられると言うもの。
その他の項目は、ダミアンが不倫をした場合は財産の半分がリリエンに譲られ、逆にリリエンが不倫をした場合はその後10年離婚の申し立てができないというもの。
これらを確認し、酷すぎますと言うリリエン。
どこがと聞かれ全てだと答えると、そもそも自分に支払われる金額が大きすぎると言いました。
おまけに、どこよりも美しいと言われているエクセルシアの徴税権。
そして一番理解し難いのは、私が不倫した場合、後10年は離婚申し立てが出来ないと言う所。
リリエンは、普通は即離婚なのではと問い、これらは極端に私に有利なもので、極めて不公平な契約だというのでした。
分不相応な内容だと言うリリエン
(確かに。)
アレンは心の中で頷き、たとえダミアン様がとんでもないクズな事をしても、そこまではしないと考えます。
うーん・・
少々悩んだ様子を見せ、では10年ではなく7年に短縮しましょうかと微笑むダミアン。
まだ長かったですか?では5年で。と、自分なりの折り合いをつけて行きます。
さすがのリリエンもこれにはアタフタして、 自分が言いたいのはそういうことではないと言いかけますが、これ以上はお譲りできませんと言うダミアン。
ある意味これは一種の取引。リリエンはダミアンがどういうつもりでこの額を支払うと言っているのか把握する必要があると考えます。
リリエンこれは良識の範囲を超えており、分不相応だと言うのでした。
分不相応
ダミアンはその言葉に一瞬呆気にとられます。
彼女の口から出た、良識だの分不相応と言う言葉・・
(憐れだ)
声を上げて笑い出すと、リリエンに対しあなたはとても可愛らしい人ですねと言うのでした。
(これほど純粋無垢の花嫁がどこにいるだろうか)
実はこれは彼女に不利な取引。でもそれを伝えるつもりはないと決め込むダミアン。
ただ困ったことに、ダミアンが彼女にしてあげられるのは世俗的なものしかありません。
普通なら僕に魅了されるか、財力に飛びつくはずなのに・・
自分の中で色々考え、僕と結婚するならばこれくらいは受け取って当然だというダミアン。
これは単なる浪費ですと断られると、自分はそうは思っていないと言います。
それに時間的にも契約書を書き換える余裕はないと言い、 何も言わずに受け取ってほしい、結婚すれば僕はあなたのものだと言います。
キスから一転
(もう一押しかな?)
ダミアンの企みに気がついたアレンは急にそそくさと部屋を出て行きます。
それを不思議に思うリリエンの隣に移動し、チュッとキスをするダミアン。
びっくりする彼女の顎を持ち上げもう一度キスをすると、リリエンは少しぼうっとなります。
そしてダミアンは少々疲れたと言って彼女の胸に頭をもたれ、目を閉じるのでした。
リリエンは柔らかそうな髪だと自然にダミアンに触れ、無意識に彼の頭を撫でていました。
ハッと我に返り謝ると、もっとそうして欲しいと言われます。
視界にはダミアンの耳が真っ赤になっているのが見え、嫌だったらいいですと切なげに言っています。
なんだか悪いことをしている様だとクスッと笑うリリエン。
そして大丈夫だと言って続きをしてあげるのでした。
自分の胸にもたれかかり、ぎゅっと抱きつくダミアン。
彼を優しく抱きしめ返し、そっと髪を撫でているうちに・・まあ仕方がないわねと心が緩んできます。
リリエンは書類にサインをすると、これからよろしくお願いしますとダミアンに伝えるのでした。
リリエンの処世術 33話の感想
冷静で常識的できちんとしているリリエン。始めの流れは想像がつきますね。
でも。彼女が心変わりを促したのはダミアンのキスでした。
直接魔力を注がれる心地良さ。リリエンにこの感覚を与えられるのはダミアンしかいないでしょう。
言ってみれば、リリエンも彼と出会うまでは味わったことのない感覚。快楽に近いものがあるのだろうなと思いました。
母性と小さな背徳感をくすぐられ、心がやわらかくなっていくリリエン。
ダミアンにとっても髪を撫でられるのは偶然のサプライズと言うか、心から願っていた事だと思います。
結婚式がどの様なものになるのか、無事に最後まで執り行うことが出来るのかが楽しみです!
まとめ
今回の記事では、リリエンの処世術ネタバレ33話(ピッコマ)と感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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