ピッコマで独占配信中のマンガ「リリエンの処世術」(原作 Na Yoohye先生、漫画 Na gyeom先生)26話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
覚悟を決めたリリエンを、受け入れるしかないセドリック。
領主たちの統率を図る大和議。
クロードの即位7年とレイチェルが皇后を押し退け堂々と名を馳せる、注目度の高い今回。
重圧、そしてリリエンへの罪悪感でいっぱいのマテオ。
彼に対しリリエンはー
リリエンの処世術 26話のネタバレ
リリエンの考え
前回お許し頂いたので・・と微笑み、再び薬煙を手に取るリリエン。
そしてマテオに、必要のないことまで謝らないでくださいと切り出すのでした。
(それでも・・・)
身を固くして心当たりを述べようとするマテオに、殿下ご自身が何かをしたのですかと問います。
すると、何かをしてはいなくても、自分が無知だったことが罪だと言うマテオ。
ならば殿下のお父様も無知だったのですかとリリエンが尋ねると、ハッとして顔を上げます。
(父上は誠実だった・・)
しかしマテオはヘメンリンナ大侯伯の言葉を思い出します。
マテオの父は完全なる善意でダミアンをあの地位に就けたのでなく、皇位に全く興味がない彼ならマテオを守ってくれると考えたからだ、と。
マテオがなんとも言えない表情で口を開きかけた時、リリエンは自分の父も違ったと言いました。
一方の味方になれば、別のもう一方の敵になるー
それを理解した上で父はチューリンの長として先帝に忠誠を誓い、結果、命を落としたのだと。
そして、マテオのせいで父親を失ったのではなく、マテオと同じ理由で父を失った。そう考えている、とリリエンは言うのでした。
慰められるマテオ
父が尊敬に値する人であったように、きっと先帝も同じだったことでしょう・・リリエンの言葉に時が止まったような顔をするマテオ。
リリエンが、苦しい上に自分を責めたらもっと辛くなってしまうと言うと、マテオはいつの間にか自分を責めることが当たり前になっていたことに気が付きます。
この人達の犠牲や悲しみを担うことに耐えられず、かといって逃げることもできなかった・・
人々が求めるのは一人の人間としてのマテオではなく、あくまでも皇太子マテオ。
それゆえ、皇太子として何をすべきか考えてきた。そうするしかなかったから・・
気づけばマテオは涙を流していました。
私は・・ そう言いかけて咄嗟に涙を拭い、すみませんと謝るマテオ。
リリエンは泣きたい時には泣いて良いと言い、そうでなければ気持ちの整理がつかないと言いました。
そして自身もたくさん涙を流してきたこと、それは父を亡くした悲しみからではなく、この先に起こる恐怖からだったというのでした。
マテオは泣きながら、私のせいなのに・・と心の中で何度も繰り返し、それなのに温かい言葉を述べるリリエンに心が慰められます。
涙を拭くと、顔を上げ、出来る限りやってみますと言うのでした。
リリエンは、嬉しいですと返します。
そして無意識に首をちょこんとかしげ微笑むと、思わず顔が熱くなるマテオ。
(・・この気持ちは・・!?)
マテオがリリエンに近づき、口を開きかけたその時、部屋の入り口でこちらにいらしたのですかと声がしました。
そこにダミアンが現れ
そこにはリリエンに微笑みかけるダミアンの姿がありました。
マテオが振り返ると無言で圧をかけます。
(・・私は一体何を言おうとしたのだ!)
マテオはハッとすると突如立ち上がり、挨拶をして踵を返すのでした。
そして振り返ることなく、話を聞いてくれたことのお礼を言うと、心配そうにするリリエン。
それに対しダミアンは、放っておきましょうと言ってニコリとするのでした。
そしてチューリン侯から丁寧な謝罪があり、本館に移動することになったと伝え、あなたが頼んだのですかと尋ねました。
リリエンはそれを否定し、兄は私を溺愛していますが私が何を言おうとも、弁えない願いは聞き入れる方ではないと答えました。
そもそも私はチューリンの一家臣。領主様に物申せる立場ではないと言うと、ダミアンはそうでしたか・・と答えるのでした。
リリエンの処世術 26話の感想
長いこと苦しみを背負い込み、自身をがんじがらめにしてきたマテオ。
心のわだかまりもとけて行くように、最後は涙して決意を述べていましたね。
リリエンの言葉に救われただけでなく、心まで奪われてしまったような印象でした。
いずれにせよ、ここから一歩踏み出せるのではないかと感じました。
早くこの次の展開が知りたいです。
まとめ
今回の記事では、リリエンの処世術ネタバレ26話(ピッコマ)と感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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