ピッコマで独占配信中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」(原作 JAEUNHYANG先生、絵 KIMPEUL先生、文 CHOVA先生)22話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
芸術症のことをミリアンに伝えていないのかと聞かれ、頷くカリナ。
彼の温かさに、もう少しここにいたいと言います。
家族との生活を話すカリナの苦しさを理解し、身の上話を聞かせるウィンストン。
今後は新しい出会いと思い出を作る様にと言います。
そして主治医について尋ねるとー
余命わずかの脇役令嬢 22話のネタバレ込みあらすじ
常に妹を心配するノクターン
ノクターンとのひと時は、カリナにとってあたたかく心穏やかなものでした。
カリナは続きをウィンストンに話し始めました。
優しく落ち着きのある彼は皆に親切で、私は生まれて初めて優しさと言うものを味わうことが出来たのです。
ある日、庭にいる彼に話しかけに行くと、庭園に咲く花が美しかったのでお見せしたら喜ぶかと思って・・と一輪のバラを手にしていました。
もしかして私にくれるのかとドキドキし、初めての経験なのでどの様な反応をすればいいのかと考えていた時、アベリアが姿を見せたのです。
すると彼は嬉しそうにそれを妹に手渡しました。
私の勘違いだったのです。
また別の日、書斎で本を選んでいると、妹が外に行きたいと言って本棚にもたれかかり、溜め息をついていました。
私は、主治医が安静にする様にと言っていたことを彼女に伝え、今日は我慢する様にと話していました。
アベリアは、主治医はちょっぴり体調が悪いだけでも外に出てはいけないと言う!と頬を膨らます。
私は胸の痛みを感じながらも、彼はいつもアベリアのことだけを見ており、彼女のことがとても心配なのだ と思いました。
本を選ぶ私の周りを妹はバタバタと追いかけ、彼との話を聞かせます。
妹に嫉妬する自分に呆れていると、本棚の裏手から顔を出してこちらを覗きこむ妹。
その時、その重みで本棚が傾き私の方に倒れてきたのです。
ノクターンはカリナを叱責し
妹の悲鳴を聞きつけた彼は、慌ててこちらに駆け寄ってきました。
私は床に尻もちをつき、どうにか本棚を押さえている状態・・
すると妹は主治医にわざとではないと言って泣き出し、彼は怪我はないかと確認します。
体の痛みを堪えながら、私なら大丈夫・・そう答えた時、彼が物凄い剣幕で一体何をしたのかと怒鳴ってきたのです。
彼が怪我はないかと言ったのは、私にではなく、アベリアに向けての言葉だったのです。
急に本棚が倒れてきたのだと説明しても、リアは体が弱いと言って感情をあらわにし、あなたの方に倒れたから良かったものの、彼女の方に倒れていたらどうするつもりだったのかと声を荒げています。
更にはなぜこんな危ない所にリアを連れてきたのか とまで言い出すのでした。
目を見開き、全く何を考えているんだと言う彼に、思わずアベリアのことが好きなのかと尋ねたカリナ。
するとハッとして様子で口ごもり、そうでは無いが彼女に何かあれば自分が絶対に守ると答え、主治医の彼は労わる様にアベリアの手をとったのです。
憐れむ様な眼差しでもう2度と失いたくないと言うと、彼は妹を抱き上げ、そのまま書斎を出て行きました。
1人残されたカリナは驚きと、本や本棚が自分に倒れ落ちてきた痛みとで暫くその場に座り込んでしまうのでした。
そしてとうとう彼が書斎に戻ってくることはありませんでした。
不信感の訳
悲しげに語るカリナ。
ウィンストンは内心、主治医のノクターンに対し、亡くした妹と患者を重ね合わせてはいけないと注意し、あれほど全ての患者には平等に接する様にと教えてきたのにと思っていました。
カリナは再び静かに口を開きます。
ノクターンと言いかけ主治医と言い直すと、彼は私のことが眼中にないとその時に気がついたと言いました。
結局は両親と同じで妹が優先なのだと分かった。
だからもし診察を受け、仮に彼が私の病に気がついたとしても、妹がショックを受けないよう配慮するため、私には正直に宣告しなかったかもしれない・・と。
この時、ミリアンはカリナの部屋の前でその話を聞いていました。
馬車を降り、カリナとウィンストンが部屋に向かったあと、ミリアンはカリナが何か言いたげな顔をしていたことが気になっていました。
どんなことでも話してくれたらいいのに・・そう思いながら自室に向かう途中、話し声が聞こえて来たのです。
生まれて初めて母親に叩かれたと話すカリナの声
盗み聞きするつもりはなかったものの、気になって扉の前でピタリと足を止め、そのまま密かに聞き入っていたのでした。
全てが繋がったミリアン
ここまでの話を聞いたミリアンは、なんてことだ!あんまりではないか!と内心苛立ちを隠せずにいました。
そして思い当たったのです。
彼女の笑顔が儚げであったこと、市場に行っただけなのにあれほど顔を輝かせていたこと、そして自分の気持ちや意見を言うことが出来ないこと・・
それらの全ては、カリナの周囲に大きな壁が取り囲んでいたからだと理解したのです。
そしてもう1つ、脳裏に浮かび上がったこと。
それは、視察の帰りに馬車を降りた彼女がこちらを振り返り、遠慮がちに次も楽しみにしていますと言ったこと。
その時のカリナの姿を思い出し、ミリアンはそれ位のことは幾らでも叶えてやろうと心に決めたのでした。
余命わずかの脇役令嬢 22話の感想
なんとノクターンまで!なんて奴だ!と思ってしまいました。
普通、本棚が傾いて倒れかけ、女の子がそれを手で受け止め押さえていたら、まずそれを助けますよね・・
なのに何の事実も確認せずカリナに責任を負わせて怒鳴り散らすなんて!ガッカリです!
話の前後からすると、ノクターンは亡くなった妹さんにアベリアを重ねているとのことですが、それとこれとは話が別でしょと思ってしまいました。
彼への恋をやめて正解!(←すっかり感情移入)ミリアンがいるよー!
そしてウィンストンがここに来てくれて本当に良かったと思いました。
話を聞いてしまい全ての事情を理解したミリアン。この先の展開が楽しみですね!!
まとめ
今回の記事では、余命わずかの脇役令嬢・ネタバレ22話と感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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