ピッコマで独占配信中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」(原作 JAEUNHYANG先生、絵 KIMPEUL先生、文 CHOVA先生)15話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
私の部屋の場所を知っていたのですね
カリナの言葉を思い出し、彼女の部屋に来た父。
一枚の絵を見ていると妻も現れ、小さな頃はよく絵を見せてくれたと言い寂しさに包まれます。
一方ノクターンは、アベリアにカリナの絵を見せられハッとします。
カルテを確認するとそこには・・
余命わずかの脇役令嬢 15話のネタバレ込みあらすじ
カリナの後悔
目を覚ましたカリナ。
喉の渇きに身を起こしサイドテーブルに目をやると、ポットとカップが置いてあることに気がつきます。
(閣下かしら?)
すると、やはりここには来なければ良かったと後悔の気持ちに襲われます。
芸術症は気付かれていないだろうかと気になるカリナは、余命宣告を受けた日を思い出していました。
あの時、すぐに頭に浮かんだのは家族の反応。
もしこの事を伝えればずっと欲しかった家族からの愛情や関心、注目が得られるかもしれないと思ったこと。
でも、ずっと欲しかったものが死と引き換えに手に入るものだとは認めたくなかったし、削られていく命を道具に家族の関心をひく自分は惨めだと思った。
それで家族の手の届かない北部へと向かったけれどー
私のことが嫌いできっと無視するだろうと思っていたミリアン。
私は一人でそっと死んでいくつもりだった。
でも現実は・・
彼は私を客人と呼び、自分をここの主人だと言った。
その上約束は守る、と言って。
カリナはベッドの上で涙をこぼしました。
なぜミリアンはこんなにも優しくしてくれるのだろう…と
人は皆、それぞれに大切な人がいる。だけど完全に平等にすることは困難で、優先順位があるのだと言うことを幼少期に学んだカリナ。
言うまでもなく私はミリアンにとってはただの客人なのに、なぜ他人の私をこんなにも気遣ってくれるのだろう。
私はこの世を去るけれど、彼はこれからも生きていくのだから、同情だとか心配だとかどんな感情も持たせない様にするべきだった・・
カリナは思いました。彼がもし、私の死に罪悪感を抱いてしまったら、と。
一人、思い悩むカリナ
その時一つの事を思い出しました。
確か、昔読んだ本の内容によると記憶を消し去る呪符の様なものがあったかもしれない。
その本さえあれば同じように描けるはずだ、と。
カリナには、それが何であっても見て感じて理解ができれば、それを絵に書いて創り出すことが出来たのです。
極端な話、死者の心臓を描けば絵には生命が宿るため、少しの間だけ死者が復活することも出来るということ。
ただ、時間の制限はあるため完全な復活ではないけれど。
たとえそうであっても奇跡の様な能力であることに違いないし、 立派な芸術一族に生まれていれば惜しみない支援を受けたことだろうと考えるカリナ。
(今更、家のせいにするのは意味がないけど)
その時、小さくトン..と言う音がしましたが、カリナは気がつきませんでした。
今のうちにここを出た方がいいのか、例えば修道院に身を寄せるとか・・
もう薬もなくなるし南部に帰る体力はない。
思いつめたカリナは思わず、どうしたらいいのだろうと口にしました。
優しいミリアンに申し訳なさが溢れ
すると、何のことだ と返事をする声が聞こえました。
静かにこちらを見つめ、起きていたのかと声をかけるミリアン。
カリナが閣下・・と呟けばスタスタとこちらに近づき、どの部類なのだと尋ねます。
何のことだろうと見上げると、芸術病なのだろうと言うミリアン。
そしてカリナの目の前の椅子にドカリと座ると、マリアはいくつかの種類に分かれると言っていたと伝えます。
だからその中の、どの部類に属するものかと聞いている。
思わず顔を逸らし謝るカリナに、ミリアンは謝罪ではなく質問への答えを求めます。
それでもカリナは、身勝手で無礼なことをしたと思っていると反省を口にするのでした。
ミリアンはカリナを責めているのではないと言います。
しかし自分はとても浅はかだったと謝罪するカリナ。
埒が明かないなとため息をつくミリアンに、なかったことにしてもらいたいと言うのでした。
それはどういう意味かと聞かれると、途端に言葉に詰まるカリナ。
ミリアンは彼女をフルネームで呼ぶと、答えにくいことなのかと尋ねます。
すると、今からでも離れで暮らせないかと尋ねるカリナ。ミリアンに迷惑はかけないと言います。
そしてミリアンが何かを答える前に、 それでも私のことが気にかかるようであればここを去りますと言うのでした。
ミリアンは、離れで暮らせば病は治るのかと冷静に尋ね、そろそろ話をしてくれないかと言いました。
芸術を手放せばと言われー
四肢が麻痺するのか、命が削られるのか・・
再び沈黙が流れると、言わないつもりなのかと問います。そして、北部には芸術症の診療所が無いだけでなく、魔獣がいるため外出さえも困難だと伝えます。
カリナはふるふると首を横に振ると、もし診療所があり魔獣がいなかったところで結果は変わらないと答えました。
すると、芸術を手放せば可能性があるとマリアから聞いたと言うミリアン。
芸術を手放す・・その言葉に、これまでうつむき顔を背けていたカリナはミリアンの顔をしっかりと見つめました。
芸術は一生を共にした友達であり、私のすべて。
絵を捨ててしまえば私の人生に残るものは何もないとミリアンに心の奥底からの気持ちを伝えたのでした。
余命わずかの脇役令嬢 15話の感想
ありがたいような、申し訳なくなってしまうような誤算でしたね。
人から温かくされることに期待も持たず、言ってみれば死に場所を探していたカリナ。
それなのにここに来て自分を心配し思い遣ってくれる人がいて、本当ならば嬉しいのにそんな良い人に迷惑をかけるのが心苦しいって・・
とっても切ないですね。。
でも、ミリアンはそんな風に考えていない様です。むしろ力になりたい様な感じですよね。
手を差し伸べてくれる人がいるのなら、ちょっとだけ勇気を出して飛び込んでみてほしい・・・!
そんな風に思いました。頑張れー!カリナ!
まとめ
今回の記事では、余命わずかの脇役令嬢・ネタバレ15話と感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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