ピッコマで独占配信中のマンガ「リリエンの処世術」（原作 Na Yoohye先生、漫画 Na gyeom先生）17話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
生後７日にして魔力測定値を破壊する程の能力を持っていたダミアン。
先天的な魔力過剰症の代償は巨大で、それを最も容易く救ったのがリリエンでした。
恩返しをと言われ、魔道トンネルの破壊を申し出るリリエン。
願いを叶えたら彼女は・・・期待を胸にダミアンはそれを受け入れます
リリエンの処世術 17話のネタバレ
英雄か残虐者か。兄の剣として生かされたダミアン
帝国唯一のティア・インフィニティである
ダミアン・ルッフェンバイン
皇家の剣と呼ばれる一方で「皇家の怪物」
とも呼ばれていたのでした。
皇子様のお力で魔力測定器が破壊されましたー
生後間もない乳飲み児のダミアンを両手に捧げ持ち、皇帝に報告をする侍女長。
その後ろには複数の侍女たちが整列し、平伏しています。
皇室家測定史上の数値であり、将来どの様な事態を招くのか・・
侍女長より報告を受けた皇帝は、内心、亡き者にするのは容易いと思っていました。
しかしクロードが分をわきまえていることから、この世に生まれて間もない赤ん坊のこと…この子にも機会を与えるべきだと告げるのでした。
兄の剣となれー
なれば生き残ることも出来よう
そう言われて大きくなったダミアン。
しかし剣を振るうたび、決してそう言われたから戦場に来た訳では無いと自問自答します。
生き残りたいからでも無い
名誉のためでも無い
ただ・・戦場では唯一
「怪物」になることが許されるから
しかしそんな当人の心の内を知る由もない民衆は、ダミアンを帝国の英雄と呼んで称賛しました。
単なる虐殺者が帝国の英雄か・・・
世の中とは呆れるほど呑気なものだ
ダミアンは冷めた目でそう思っていたのでした。
父との別れ。ダミアンの告白
そして、父に呼び出されたある日のことを思い出すダミアン。
父である皇帝は拳でドンっと肘掛けを叩くと、ダミアンに対し愚か者め！と声を張り上げます。
皇帝にでもなったつもりか！続けて叫ぶと、ダミアンは少し黙って…なってみましょうか？と静かに返します。
ちょうど退屈していた所ですし…としれっと続けると、真面目に話をしろ！と声を荒げる父。
すると笑いながら冗談だと言い、僕が何を言っても信じてくれないではありませんか、とダミアン。
解釈はお好きな様になさってください
そう言うと皇帝は無言ながらも怒りをこめた眼差しでダミアンを睨みつけるのでした。
その父の葬式にてー
第３皇子、そう呼ばれたダミアンは壇上の父の棺に向かい、最後の別れの挨拶をします。
親愛なる父上・・そう口を開いたダミアンは、何もかもを消してしまいたいと亡き父に告白しました。
紙人形のような人々
折り紙で出来たような世界
全てを破り捨てたいと思っており、皆がそれを望んでいるのだと。
これが僕の出した答えです。
そう言って父から離れると、もう行くのかとダミアンの兄が声をかけます。
この国はお前に恩がある・・そうだろう？
愛する弟、インペラトル・レーングラド
兄の言っていたことを思い出しー
ダミアンは兄とのことも振り返ります。
昔の文献を調べたと言い、何が書いてあったのか興味はないかと聞く兄。
魔力過剰症でズキズキと痛む頭。
お願いだから静かにしてくれとダミアンは言います。
兄は申し訳なさそうにしながらも、ダミアンの様なケースだと先天的に魔力の足りない者と一緒にいることでお互いを補填し合えるそうだと教えました。
（くだらない戯言を・・）
心の中で呟くダミアンに、確証はないが私が見つけ出すと約束する！と誓う兄。
だからどうかそれまでは正気を失わずに生きて、耐えて欲しい
するとダミアンは、わざわざ自分を苦しめることもしないし希望も持たない、奇跡を信じたりもしないと返すのでした。
そのはずだった。
なのに・・・
突如として現れたリリエン。彼女に触れられ、世界が明るくなり苦痛から解放された事実。
こんなこと、現実なはずがない！
夢なのではないか・・・？
トンネルの先は変わらず暗闇かもしれない
生まれた時からずっと怪物だった様に。
でももし、これが現実ならば・・・
脳裏に浮かんだリリエン。
彼女の希望を叶えてやりたい。驚かせてやりたい。喜ぶ顔が見たい。
褒めてもらいたい・・・
自分の心の奥底の声を知り、ハッとするダミアン。
そしてトンネルの中で１人、そこにはいない兄に語りかけます。
自分はおかしい、正気を失いかけているのかもしれない・・と。
そして穏やかな表情で瞳を閉じると、今すべきことをやろう。そう心の中で言って目を開け、剣をブワリと振り上げるのでした。
ダミアンは思いました。
彼女の頼み事が自分の専門分野で良かった、と。
そして思い切りその剣を振り下ろすのでした。
リリエンの処世術 17話の感想
誕生間もなく皇家の怪物として扱われてきたダミアン。
ダミアンが怪物となり残虐者になることで、周囲は彼を英雄だと褒め称えました。
おまけに魔力過剰症とその副作用・・
ダミアンにとってリリエンは女神の様に清らかであたたかく、愛を感じる存在なのでしょうね。
願いを叶えたリリエンに褒められたい・・そんな本音の飛び出したダミアン。
まるで母親に愛されたい子供の様だと思いました。
まとめ
今回の記事では、リリエンの処世術ネタバレ17話（ピッコマ）と感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！！
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