ピッコマで独占配信中のマンガ「ラスボスの私が主人公の妻になりました」(原作:Winterleaf先生、作画:Jeokbal 先生、文:Furik 先生)8話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
初対面なのに親切にするのはおかしい!
そう言うシグレンにあなたも私を助けてくれたと言い返していると部屋にアヴェルがやってきます。
事情と所属を聞いたアヴェルは、フィオナの頼みで怪我が治るまでシグレンをここにおくことを承諾します。
夜、シグレンは母の言葉を思い出しー
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ラスボスの私が主人公の妻になりました 8話のネタバレ
孤独と裏切りと心残り
寂しかった・・・
家とも部屋とも呼べないような小屋のような場所に暮らし、藁を敷きボロボロの布をかけて眠っていたシグレン。
誰かに必要とされたかった
ぼんやりと目を開け、このまま生きていて一体何の意味があるんだと幼心に考えます。
その後ギルドはヘイロン領の防衛に参加することになりました。
ここではモンスターと戦うことになりますが危険を伴う分、収入になることも事実でした。
しかしシグレンは必要な武器さえ与えられず、戦場に落ちていた武器を拾い、戦っていたのです。
この経験を通じて彼が得たものは「剣の腕」
でも、ついにその日はやってきました。
モンスターとの戦いが限界を迎え、兵士たちは急いで撤収します。
しかし味方であるはずの1人の兵に、シグレンはモンスターの群れの中へと突き飛ばされてしまったのです。
生きるんだ・・!!!
この時も彼はただ生きるためだけに歯を食いしばり戦い続けます。
しかし剣の腕が上がったとは言え、モンスターの群れを一人で倒せるまでにはなっていなかったのです。
シグレンは戦い続けた末に遂にその場に膝をつき、崩れ落ち倒れ込んでしまいます。
俺はもう死ぬのか・・
「もう」ではなく「やっと」かな
遠のく意識の中で、もし一つだけ心残りがあるというのなら、それは自分を突き飛ばしたあんな奴の身代わりになったということ。
シグレンは思います。
どうせ誰かのためにと言うならば、自分と同じように可哀想な子を助けたかった、と。
助けが必要な弱い人に手を差し伸べてあげたかった。
その理由は、俺自身がいつも誰かに救いを求めていたから。
だからこそ、そんな誰かを救える自分になりたかった。
だんだん呼吸をすることさえも苦しくなって、それでもシグレンの思いは止めどなく溢れます。
こうなってしまっては、誰かを救うことはもう無理だろう。
ならば俺のような人間がこれ以上増えないように祈るしかない。
あーあ。きっとこんな弱気だから死んじゃうんだな。
それでも。ここまでやってきたことは無駄ではなかったと信じたい。
そして瞼が閉じていく中、こんな自分にもきっと光はある、もしくは誰かの光になれる・・・そんな希望なのか願いなのか、想いを胸に意識を手放すのでした。
お節介なお嬢様
死んだのだろうか
暗闇の中、誰かが俺の頭を撫でている..
それはシグレンにとって、泣けるほど優しい手でした。
目を開けると真っ赤な夕日が見え、カラスの鳴き声が聞こえて来ました。
少しずつ意識がしっかりしてくると、部屋の窓のカーテンが揺れ、見知らぬ部屋のベッドの上で眠っていたことに気がつきます。
体を起こすと、女の子が椅子に座って頭をベッドにもたれ眠っていました。
・・?
あどけない顔をしてスヤスヤと眠る女の子。
それは、シグレンがこれまで生きてきた中で見た一番穏やかな光景でした。
その後、現在に至り・・・
怪我の具合は大丈夫かと心配し、傷を確認しようとするフィオナの手を触るなと言ってパシリと払うシグレン。
会話がまったく盛り上がらず、フィオナはラスボスになる運命だとやっぱり仲良くなれないのかなとさえ思うのでした。
もし何かあれば、私には嫌でもお医者さんには伝えてね?
そう言って世話を焼くフィオナに、お前は変だとシグレンは言います。
(何よ、変って。至って普通よ?)
フィオナが何が変なのかと尋ねると、俺に構う理由はないはずだと言い張ります。
そして、貴族のお嬢様のお世話ごっこならばご免だと言うのでした。
お前にとっては雨の中捨てられた子猫のように見えるかもしれないけど・・・
そう言いかけるとフィオナはそんな軽い気持ちじゃないと言います。
診察の時間
逆にシグレンこそ、私をアヴェルの親戚か何かだと思っているのかもしれないー
彼からしたら、きっと世間知らずのお嬢様というところだと思う。
シグレンはそんな子に頼らなきゃいけないと言うことが気に入らないのかな・・?
バンっとテーブルを叩きながら、軽い気持ちじゃなければ一体何なんだとシグレンが言います。
(もちろん未来のためと言う、打算的な考えもあったのは事実よ)
しかしフィオナの中にシグレンに対する愛情があったというのも事実でした。
そこで、ただ助けたかったから それじゃだめかとフィオナは言いました。
初対面で理由もなく?と驚いた様子のシグレン。
そうよ。フィオナは頷くと、あなたにもそんな経験はないかしらと言います。
少しの沈黙の後、そう思うのはお前みたいなお嬢様だけで俺には無いと言うシグレン。
フィオナは内心、さっきからお嬢様お嬢様って何なのよ!私だって戦ったりもするんですけど!と 苛立ち、そのことについて弁明しようとします。
しかしちょうどそのタイミングでドアがノックされ、医師が姿を見せます。
互いに笑顔で挨拶を交わすと、歳の近い子がいるのはいいですねえと楽しそうに笑う先生。
一人だけ不愛想なシグレンはフィオナに部屋から出て行くように言いますが、傷の治りがみたいと言われます。
傷を見たら失神するだろう!
シグレンに対し、実は戦場で見慣れてるわ!と思うフィオナは適当に返事をしますが、それでも結局追い出されてしまうでした。
恥ずかしいのかしら・・?
フィオナはドアの外で待ちながら考えます。
だったら可愛いかも!とキュンとするフィオナ。
また後で来ることにしようと一旦その場を立ち去るのでした。
さてと・・シグレン。
医師はそう声をかけ、問診を開始しします。
それに答えながら服を脱ぐシグレン。そしてその体には、想像を絶する無数の傷があったのでした。
ラスボスの私が主人公の妻になりました 8話の感想
身体中傷だらけのシグレン。
これはヘイロン領でのモンスター討伐だけでなく、生まれてからここに来るまでに負った古い傷の方が多いかもしれないと思ってしまいました。
寂しさと傷ついた心を抱え、それでも光を求め人を救いたかったシグレン。
あれだけのモンスターに囲まれれば絶体絶命ですが、神様はそうさせませんでしたね。
突き飛ばされたことで、ギルドの面々ともお別れ出来たのが不幸中の幸いかもしれません。
だとしたら、助かった命とシグレンを救ったこの環境や人々と新しい人生を切り拓いていってほしいですね!
まとめ
今回の記事では、ラスボスの私が主人公の妻になりました8話ネタバレ(ピッコマ)と感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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