ピッコマで独占配信中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」(原作 JAEUNHYANG先生、絵 KIMPEUL先生、文 CHOVA先生)32話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
フェリオールの演奏で屋敷の全員が眠ってしまうと、その中にアベリアの姿を見つけたカリナ。
フェリオールに協力してもらい、彼女をベッドに運ぶと何かを囁きます。
画家カリナになるため、家族とのしがらみや過去との決別を決意したカリナ。
病について書かれた手紙を読んだ公爵はー
余命わずかの脇役令嬢 32話のネタバレ込みあらすじ
カリナからの最後の手紙
この手紙は最後の挨拶ですー
カリナから父への半年ぶりの便りには
カリナ・レオポルトではなく、画家「カリナ」として有名になると書かれていました。
私の名前はあなたのいる中部にも轟くことでしょう。
あなたはいつも私に、家門の名に泥と塗るなとおっしゃっていました。
だから今度はあなたが、有名になる私の名前に泥を塗らないでください。
冷たく、別人の書いた様な手紙。
それでいてとても強い意志を感じます。
誰かに脅されて書いた感じではなさそうだ、と思いながら父は続きを読みます。
長い暗闇は終わりました。
つまり、兄弟たちのために生きる人生を放棄したカリナ。
彼女は自分だけのための、自分が主役の世界を見つけ、たどり着いたのです。
また、思いを寄せる相手がいることを明かします。
その人はカリナの両親の様に「愛していると言う言葉を盾に」自分たちを正当化したりカリナを自分たちの思う様に動かそうとはしません。
カリナは真の優しさを知ったのです。
自分の非が全くわからない父
ここまで読むと父は憤慨し、大切に育ててやったのにと吐き捨てます。
すると手紙の続きには、まさにそのことが書かれていました。
!!
あなたは今頃、大切に育ててやったのにどうしてずっと黙っていたのかと激怒するでしょう、と。
私は本当に何も言わなかったですか?
幼い頃から一度も泣かない良い子でしたか?
これがカリナから父への、最後の問いかけでした。
父は心の中でカリナに問いました。お前はいつから泣かなくなったのか、と。
私は言わなかったのではない。
言うのを諦めたのよ。
カリナは私から会いに行くことはもうないので、もし会いたいなら北部まで足を運ぶ様にと綴りました。
そして、死亡届はどうぞお好きに・・と締めくくられていたのです。
すると突如公爵に連絡してカリナを返せと言え!と怒鳴り散らす父。
しかし執事は、北部の検問所は既に閉まっているので移動は出来ないと言います。
カリナはこんなことを言う子ではない!何かに染まったんだ。
病だと?死亡届だと? 親に向かってなんてことを!
報告を押し退けていた事実も受け入れず
そこに、お嬢様は本当に病を患っているのでは、と尋ねる執事。
お前まで何を言う!と動揺する父に、数ヶ月前にカリナの部屋から嘔吐するような声を聞いたと報告を受けたと言いました。
なぜ報告しなかった と言う父。
報告はしましたが、その度に忙しいから後にしろ!自分のことは出来る歳だから報告するな!と言い返されたと言う執事。
自分が無意識なのかそうした言動をとっていたことは棚に上げ、父は逆ギレします。
そして扉の外では妹のアベリアが話を聞いており、ショックで固まっていたのでした。
手紙を届けた際、カリナはアベリアをベッドに寝かせ、いつまでも元気でねとさよならの挨拶をしたのです。
あれは夢ではなかったのだとアベリアは痛感するのでした。
過去の自分との最後の別れ
部屋の中では父が、フェステリオ公爵に手紙を書くと言います。
そうすれば全てが丸く収まるからと言ってー
しかしアベリアには分かりました。カリナは永遠に帰ってこない、と。
彼女はその場に座り込むと、泣き出してしまうのでした。
その頃ー
カリナもアベリアに挨拶したことを思い出していました。
忘れなくてはいけないけれど、あの家で一番長く一緒にいたのだから最後くらいは仕方ない・・
そう言ってクマのお財布を手にしたカリナは、鳥の絵が書かれた紙を取り出します。
元々手紙を運んでもらう役割をさせようとした、この鳥。
彼女が魔力を吹き込むと絵の中の鳥が金色に輝き、命を授かります。
お願いねと言って財布を咥えさせるカリナ。
これを2度と目に入らない場所に捨ててきてちょうだいと言うのでした。
そうすれば、これで本当に全てが終わるから
余命わずかの脇役令嬢 32話の感想
この父親、本当にクレイジーですよね。
自分のしてきたことが返ってきたのだと思い知ってほしい!!と思っていた私ですが、もはやそんなレベルではない様です。
最後の最後には気づいて後悔して欲しかったんですけど、ダメみたいですね(涙)
この期に及んで、まるで自分の所有物の様にカリナを引き止め、連れ返そうとするから本当に大馬鹿者だと思います。
妹のアベリアにも残酷な現実だと思いますが、カリナがここまでの態度を取るには、長い年月に積み重なった原因があったことを知ってほしいです。
当たり前の様に姉に甘え、当たり前の様にとっていた言動がカリナには当たり前でなかったと言うことだし、それを家族全員でやってきたのだから。
カリナ、いよいよ全てを終わらせるのですね!
たとえ短くでも本当の人生を思い切り輝いてほしいです!
まとめ
今回の記事では、余命わずかの脇役令嬢・ネタバレ32話と感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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