ピッコマで独占配信中のマンガ「公爵家の99番目の花嫁」（原作・文 ChoiNokki 先生、作画 Geumbi先生）18話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
私は何も見ていない
グレイスが自分に言い聞かせていると、ノエルが現れます。
日記を見たかと聞かれ、嘘と演技で誤魔化し、その後は何事も無かった様にドレスの試着へ。
しかし、ノエルが何も触れないことに怯え、戸惑うグレイス。
一方ノエルは上機嫌でデカードに日記の話をしー
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公爵家の99番目の花嫁 18話のネタバレ
情報を整理するグレイス
グレイスはペンと紙を用意し、情報を整理します。
ノエルに太刀打ち出来るのは皇帝だけ。
その皇帝は、建国以来最も強力な権力を握っている絶対的存在。
皇帝はこれまでもノエルを牽制してきた。
それはズバ抜けた力を持つノエルが、皇権を脅かすのを懸念してのこと。
（・・そして皇帝の予感は的中してしまう。）
日記に書かれていたのは皇帝の暗殺計画でした。
自ら知ってしまった私も関係者よね。
でもなぜ公爵は、私が日記を読んだことを分かっていながらも、何を罰を与えなかったんだろう・・
グレイスは考えます。
運が良かったのかな？
それともまさか・・私に恋を・・？
流石にそれは都合が良すぎるか、とその考えを振り払い、根本的なことに目を向けようとします。
現実的にノエルが反乱を成功させたら、どんな変化が起こるんだろう。
ペルトンの様に平和になるのかな？
ノエル個人の噂とは違って、ここは帝国で一番穏やかな領地と言っても過言では無い。
おまけに税金が安かったり資源が豊富だったり・・それらの管理を行い、貿易で下支えしているのもまさにノエル本人。
そしてそんな彼に支えているのはデカード１人という事実。
つまり、ノエルは全業務を１人で処理し、人知れず凄絶な努力をしているに違いない・・
だから彼は、
残酷だし生意気だけど、暴君じゃない。
むしろ暴君は、貧しい人を追いやり魔女狩りを指揮する皇帝の方。人間以下だわ。
グレイスは考えます。もし反逆に失敗したらどうなるのか、と。
そして、青ざめます・・
皇帝の手により、母のように・・・
途端に具合が悪くなり、床に倒れ込んでしまうのでした。
予想外のグレイスの姿にノエルは
ちょうどその時、話があると言ってノエルがグレイスの部屋のドアをノックしました。
中からは強く咳き込む音が聞こえ、思わず扉を開けると、息を切らして苦しげに涙を流すグレイスと目が合ってしまうのでした。
・・公爵さま・・？
なぜここに・・？
その姿を見たノエルは、ハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けました。
（俺は、グレイスが悩んでいる姿を見たかっただけなのに・・）
きっと今までの令嬢たち同様、皇帝に俺を突き出し手柄を得るか、それとも俺につくのか天秤にかけている頃だと思っていたのに・・
（なのに何だ？何故泣いている！）
ノエルはグレイスに近づき、スッと手を伸ばします。
心の中では、どうしてそんな顔で俺を見るんだ と問いかけながら。
グレイスは震える手を伸ばすと、挨拶も出来ずにすみませんと言って謝り、そっとノエルの背中に回すのでした。
笑ってジャッジすればいい。
弱点を握ったのなら、俺を手玉に取れよ
なのに・・・
ノエルはグレイスを抱きしめると大丈夫だと言って宥め、落ち着くまで一緒にいるというのでした。
ノエルの決断
その後、書斎に戻るとデカードが、お嬢様の様子はどうだったかと聞いてきました。
すると、グレイスをエルドーニャ家に帰すよう指示するノエル。
それを聞いたデカードは動揺し、なぜ今なのかと訴えます。ようやくお嬢様の資質テストを実行するという段階で！
ノエルはポツリと応えました。
グレイスの裏の顔が見てみたかった、と。
他の女たちと同じ様に、目の前のにんじんに飛びつくと思ったから、と。
（なのに・・・）
ノエルは拳を強く握りしめると、２週間以内に必ず帰すようにと命じるのでした。
同じ頃、自分の部屋にいたグレイスも握りしめた拳にギュッと力を込めていました。
自分の気持ちをしっかりと立ち直らせるために。
（今はまだ何も起こっていない）
ただ・・もし私が暗殺に加わったら・・
エルドーニャ家も反逆関係者に巻き込まれる
グレイスは逃げるべきかと考えましたが、公爵を捨てるなど出来ないという結論に達します。
あの時、ノエルは何も聞きませんでした。
ただ、部屋を出る際に一言。
俺のそばは危険だ・・逃げろ
そう言ったように聞こえたのです。
グレイスを帰す理由がわからないデカード
その日、グレイスはバネサとデカードにすぐに戻ると元気に挨拶して出かけます。
何事もなかったような笑顔だと呟くデカードに、バネサは公爵様がお嬢様を帰すといったのかと尋ねます。
気まぐれだろうというデカードに、本当にお嬢様を帰す理由が分からないのか、と問うバネサ。
何も分かっていないデカードに聞かれると、当然わかると言ってニコリと笑うのでした。
その時、グレイスを見つめていたのはバネサたちだけではありませんでした。
フードを被った男が、グレイスを離れた場所から監視していたのです。
そして彼は決意しました。
実行は今夜にしよう、と。
公爵家の99番目の花嫁 18話の感想
猜疑心でいっぱいのノエル。
98人の令嬢たちの98回の言動を見て、ノエルはグレイスも同じだと決めかかっていました。
しかしグレイスのジャッジは、皇帝こそが暴君だと言うもの。
ノエルの管理するこの領地は、とても住みやすく穏やか。それと言うのも基盤を作るノエルが、人並みはずれた努力家だからと理解するグレイス。
一方、心の声と実際の言動がチグハグで、心が少し歪んでしまっているノエル。
なので、予想外のグレイスの様子は相当ショックを受けた様でしたね。
グレイスが決断しようとするのと同じ様に、ノエルもグレイスを帰す決断をしました。
この後、物語はどの様な展開を迎えるのでしょうか。
まとめ
今回の記事では、公爵家の99番目の花嫁18話ネタバレ・感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！！
→→ 次話、「公爵家の99番目の花嫁」19話ネタバレはこちら
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