ピッコマで独占配信中のマンガ「リリエンの処世術」(原作 Na Yoohye先生、漫画 Na gyeom先生)27話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
殿下ご自身が何かされたのですかと聞かれ、自身の無知が罪だと答えたマテオ。
リリエルはマテオのせいで父を亡くしたのではなく、マテオと同じ理由で父を失ったと言います。
慰められ、罪悪感から解放されたマテオは最善を尽くすといい、リリエルに抱いた感情を打ち明けようとしますが
リリエンの処世術 27話のネタバレ
兄妹の温度差を目の当たりにし
図書室でリリエンと話しながら、セドリックとの会話を思い出すダミアン。
リリエンの兄セドリックは妹を差し出すことはイシュラル1番の宝を差し上げると言うことだと言います。
彼女の笑み1つ、髪の毛の1本も傷つけることの無い様・・そしてリリエンの安全がチューリンの協力と繋がっていると述べると、警告するような目つきでダミアンを見つめ、ご理解いただけたかと言い放つのでした。
これに対しダミアンは、先程リリエンが言っていた、殿下が謝罪を望むと言うのならそれはチューリン侯の意志です。と述べた言葉を振り返ります。
そして兄妹の考えの違いや温度差をヒシヒシと感じ、セドリックとのことは彼女には話さず自分の胸に止めておこうと決めるのでした。
結婚による同盟とは、裏切らないと言う証であり、人質である。
だから兄の溺愛が激しいほどリリエンの人質としての価値は上がる。
しかし、その状況も変わってきたと内心ダミアンは考えていました。
それは、自分には絶対にリリエンが必要だと言う思いの芽生え。
そんな本心をチューリン侯が理解していたら、あのような言動は取らなかっただろうと感じるのでした。
どんどん脆さを見せる自分の忍耐力に対し、一体何が原因なのかとダミアンは考えます。
突如リリエンに会いたくなってしまう自分。
しかし部屋までの道のりは遠く、壁を怖そうかと本気で考えたこと・・
冷静になって思い返すとその時の自分は相当危なかったとダミアンは感じるのでした。
理性が脆くなるダミアン
そして意識が現実に戻ります。
ダミアンは自分の目の前でリリエンがキョトンとする様子を愛おしそうに見つめると、大切なのは、彼女が僕の目の前にいることだと実感します。
そして心配そうにする彼女に、何とも無いと伝えたその時・・
リリエンの寄りかかっていた本棚がぐらりと傾き、バタバタと本が落ちてきました。
!!!
ダミアンは咄嗟に倒れる本棚とリリエンの間で彼女を庇います。
直後、本棚は大きな音を立てて倒れ、リリエンは痛てて・・と小さく呟きながらもダミアンに対しお怪我は無いですかと声をかけました。
!!
気づけば仰向けになったリリエンの両脇に手をつき、覆い被さる格好で見下ろすダミアン。
お互いに驚きながらもこの体勢に気がつくと、それ以上言葉が出ません。
ダミアンの心の声は、何度も彼女に触れたいと呟きます。
葛藤し、堪えているとリリエンに呼ばれ、ハッとするダミアン。
すると先程よりも近い位置で彼女と目が合ったのです。
(悟られてはいけない)
我に返ったダミアンはスッと体を退けると、失礼いたしましたと言って何事もなかったかのように振る舞います。
戸惑いながら助けてくれたお礼を言うリリエンを切なそうに見つめると、触れたら壊れてしまうのでは無いかと感じます。
同時に、本当の自分を彼女に知られたら怖がられるのか、それとも同情するだろうかと答えの出ない問いを自分に投げかけます。
チューリンのお嬢さんは一生、夫が怪物だと知ってはいけないのです。
自分が食べられたことにすら、気がついてはいけない・・
(それが最も安全だから)
自分の中の1つの結論に達すると、ダミアンはこの辺で失礼しますと言って手を振り、笑顔で去っていくのでした。
リリエンの申し出を却下
ダミアンに対し緊張してしまう自分を不思議に思いながらも会釈を返すリリエン。
ようやく1人になれたと本を開きペンを持つと、ふうっと悩ましげなため息をつくのでした。
数日前、兄に帳簿を見たいと申し出たリリエン。
この家で唯一の女性である私の仕事であり、兄の負担を軽減したいと言うと、セドリックはその気遣いに嬉しさを感じつつ、それ以上に不安を覚えます。
帳簿には家のあらゆる行事からそれ以外のダークな部分も全て記されているため、今から苦労せずとも結婚後には嫌でもすることになると返します。
リリエンが、不慣れなまま結婚は・・と言うと、なら結婚するなと本音を言い放つセドリック。
ともかく帳簿はダメだと言い、自分の健康を一番に考えるようにと言うのでした。
リリエンはそれでも食い下がろうとしますが、兄は敢えてしっかりと言い聞かせるために、リリエンをフルネームで呼びます。
そしてこの話はもうおしまいだと言って切り上げてしまうのでした。
リリエンの処世術 27話の感想
妹を溺愛する故の忠告かと思えるようなセドリックの言動。確かにリリエンの言う謝罪とは温度差と言うか、全く違う言動でしたね。
それによって自分の本心がバレていないとホッとするダミアン・・
本棚の一件でダミアンは、もっと彼女のことが気になるようになってしまったのでは無いかと思いました。
ダミアンの言う怪物・・リリエンとならそれを知られてもやっていけるような気もするのですが。
そしていくらリリエンと言えど、ピシャリと兄にNOを言われる時があるのだなと改めて思いました。
まとめ
今回の記事では、リリエンの処世術ネタバレ27話(ピッコマ)と感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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