ピッコマで独占配信中のマンガ「悪女は今日も楽しい」(原作 Niniyang先生、絵 stew.J 先生、文 SWE先生)35話のネタバレをご紹介しています。
前話のあらすじ
レイリンは、ルーカスからの手紙を受け取りますが、内容を確認するなり破棄してしまいます。
一方カルロス公爵家からの手紙には大はしゃぎで飛び付くのでした。
レイリンが外出すると、ハビーは守護騎士のイアンから密かに剣術を学ぶことになります。
悪女は今日も楽しい 35話のネタバレ
カルロス公爵との再会
カルロス公爵邸に到着したレイリン。
馬車から降りると使用人たちが出迎え、公爵の元へと案内します。
カンドミオン公爵令嬢がお見えですと声がかけられ扉が開くと、公爵自らレイリンを歓迎します。
レイリンは慌ててお辞儀をし、改めて丁寧な挨拶をします。
驚かせてしまったかしら、そう言って再会を喜ぶ公爵。
くすみがかった赤いドレスで優雅に振る舞い、おかけになってと微笑みます。
その姿にレイリンは、感激のあまりうっとりしてしまうのでした。
ソファに腰掛けると公爵は、レイリンの髪色はどなた譲りかと尋ねました。
祖母だと答え、現在は祖父と共に領地の管理を行なっていることを伝えると、ライシャさんねとニコリと笑う公爵。
すると先日のパーティーで、レイリン父、カンドミオン公爵が外形魔法をまとっていたことに触れ、愛情深さを感じたと言うのでした。
外形魔法・・
慣れない言葉にレイリンが不思議そうにすると、あなたがカルロスの黒髪と皇室の紫の瞳を受け継いで生まれたことで、血筋を疑う者たちもいたと話す公爵。
娘を傷つけないよう、カンドミオン公爵はこれまでずっと外形魔法で髪と瞳の色を変え現在の姿を維持してきたのだと言います。
そこまで愛されていたのだと父の気遣いに感激し、レイリンは瞳を潤ませるのでした。
暴君ビーモンド
公爵は自らティーセットをテーブルへと運ぶと着席し、先日のパーティーでのレイリンの物言いが痛快であったと言います。
そしてちょっぴり恐縮し照れた顔を見せるレイリンに、リアエリチェ・シャーン・カルロスと言う女性の英雄をご存知かと聞きました。
レイリンは、暴君ビーモンドを討ち、女性の地位向上に多大なる貢献をした英雄ですねと答えます。
公爵は大きく頷くと、では彼女がビーモンドを倒すこととなったきっかけはどうかしらと尋ね、数世紀前の「百年戦争」を挙げ、一人の女性の活躍によって長き戦争に終止符が打たれたのだと言いました。
戦後、戦場から戻った男性たちは、自分たちの居場所が全部女たちに奪われてしまったと言い、 家庭や職場を仕切る女性達に我々の権利を返せと言い出しました。
男性の留守を必死に守ってきた女性たちは、自分たちも精一杯戦ってきたとそれを拒み、それぞれが権利を主張し対立したのです。
しかし、やがて双方が互いを尊重し歩み寄ろうとした時、皇帝ビーモンドが女ごときに権力を奪われてはたまらないと言い放ち、戦争の英雄を魔女に仕立て上げ火あぶりにしてしまったのです。
このことが魔女狩りへと発展していきました。
英雄、リアエリチェ・シャーン・カルロス
ありもしない濡れ衣を着せられ、大勢の女性が同じ目にあい、生き残るためには女たちは沈黙するしかなくなりました。
到底女性の権利など口にすることはできなくなったのです。
それから時が流れ、リアエリチェ・シャーン・カルロスによってビーモンドが倒され、ようやく魔女狩りは終わりを告げます。
公爵は話し終えると、それでもまだあの頃植え付けられた意識が残っていると言いました。
例えば、自分の権利を公然と主張する女性を「魔女」の様な行動をせず、貴族女性は大人しくしとやかに・・と表現すること。
公爵はポットから温かなお茶をカップに注ぐと、それなのにあなたったら!と物怖じせずに堂々と意見したレイリンに胸がスカッとしたと言いました。
そしてこの時、皇太子が婚約者であるレイリンを傷つけていることを知ったと言います。
公爵はレイリンにもお茶をすすめると、女性にも名誉があり互いに礼を尽くすのが道理だと言いました。
レイリンはそれに同意します。
多くの貴族の男性は愛人を作ることに罪悪感もなく、女性はただ我慢するだけ。加えて貴族の結婚は家同士の結びつき、故に簡単に縁を切ることが出来ないと続ける公爵。
レイリンはふと、だから小説の中の自由奔放なレイリンは「悪女」と呼ばれたのかもしれないと思いあたるのでした。
皇太子のあれほど傲慢な態度、こんな風潮によるものかもしれませんね・・
公爵はそう言いつつも、それでもはっきりさせるべきことがあると言いました。
それは何かと尋ねるレイリンに、確かにコンラード子爵令嬢が過ちを犯しあなたを傷つけた。
しかし、それには加担した者がいる事を絶対に見逃してはいけないと言うのでした。
レイリンはしっかりと公爵を見つめ、彼にも相応する代償を払わせるつもりですと返事をするのでした。
カルロス公爵からのお願いごと
公爵は優しい眼差しでレイリンを見つめるときっと上手くいくと伝え、多くの女性があなたに希望を見出したはずだと言いました。
しかしそれはカンドミオンの力があったから。
レイリンはその言葉を深く理解しました。
すると1つお願いがあると言います。
彼女は間もなく息子に爵位を譲り、隠居すると言いました。そのため、レイリンのために自分がしたことを、今度はレイリンにして欲しいと言うのでした。
レイリンは思います。
カルロス公爵は、あの場にいたのが私でなくても同じ行動をしたはずだ、と。
弱者を守り間違いを正すために・・
彼女こそが本物の貴族。
それと同時に、夢の中だからといってそうした貴族の義務も果たさず、自由な暮らしを送っていた自分を恥ずかしく思うのでした。
レイリンは顔をあげると立ち上がり、必ずそうすると誓いました。
公爵は嬉しそうにお礼を言おうとレイリンの手をぎゅっと握りしめます。
そして決闘の証人として自分の息子を送ると言うのでした。
べラッド令息ですねと返すと、突然、息子を結婚相手としていかが?と微笑む公爵。
いつもとは違う母親の顔を見せ、レイリンがお嫁さんだったらとても楽しそうだとお思ったと言って微笑むのでした。
帰り際、レイリンは決意をします。
夢をとことん楽しむだけではいけない、帰ったら早速勉強しよう!そう心に誓うのでした。
悪女は今日も楽しい 35話の感想
カルロス公爵、カッコいいですよね!
今回はいつもピシッとした公爵のドレス姿を見る事ができ、母親・女性としての姿を垣間見ることも出来ました。
新たな志を胸に、今後のなるべく姿を描いたレイリン。とても良いお話だと思いました。
レイリンがどんな女性になっていくのかが楽しみですし、そこにいくまでの間にもいつもの様な痛快なエピソードはもちろん、恋愛系の展開、そして決闘・決着は特に楽しみにしたい所です。
レイリンのお父さんの外形魔法のお話も愛情を感じました!
次週のお話も待ち遠しいです!!
まとめ
今回の記事では、悪女は今日も楽しい35話ネタバレ(ピッコマ)と感想をご紹介いたしました。
今後の展開も随時更新していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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